イランとの核開発およびホルムズ海峡に関する交渉の進展

トランプ大統領は4月17日、米ブルームバーグ通信のインタビューで、イランが核開発計画を無期限に停止することに合意したと明らかにした。さらに、イランが核兵器を所持しないこと、および高濃縮ウランを米国へ引き渡すことに同意したと主張している。これは、これまで濃縮ウランの国外搬出に反対してきたイランが、核問題で譲歩した可能性を示唆するものだ。

また、イランのアッバス・アラグチ外相は4月17日、事実上封鎖していたホルムズ海峡について、停戦期間中はすべての商船に対して「完全に開放される」と発表した。これに対し、トランプ大統領は自身のSNS「トゥルース・ソーシャル」で「ありがとう」と短く投稿し、イランの措置を歓迎した。この発表を受け、原油価格は急落し、ニューヨークの株式市場ではダウ工業株30種平均が一時1000ドル以上上げるなど、市場は好感している。しかし、トランプ氏は「イランとの取引が100%完了するまで、(米軍の)海上封鎖は引き続き完全に実施され、効力を持つ」とも述べ、交渉の継続を示唆している。

米イラン間の戦闘終結に向けた協議は、4月12日にパキスタンの首都イスラマバードでいったん休止し、同日中に再開することで合意していた。しかし、この協議ではホルムズ海峡を巡る議論で対立点が解消しておらず、イラン側は米国が「過大な要求」をしていると報じられていた。イランは、レバノンでの攻撃停止やウラン濃縮の容認など10項目の条件を米国が受け入れたと主張しているが、米国側はこれらを合意の対象外とする立場をとっており、足並みは乱れたままだ。

一方、4月15日に発表された世論調査では、トランプ大統領の支持率は38%で横ばいだったものの、米国とイランの2週間の停戦については63%が支持していることが明らかになった。

イスラエルとレバノンの停戦合意

トランプ大統領は4月16日、イスラエルとレバノンが10日間の停戦に合意したと発表した。この停戦は米東部時間16日午後5時(日本時間17日午前6時)に発効した。トランプ大統領は自身のSNS「トゥルース・ソーシャル」への投稿で、イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相とレバノンのジョゼフ・アウン大統領と「素晴らしい対話」をしたとし、「双方とも平和を望んでおり、それが速やかに実現すると信じている!」と述べた。

この合意に至るまで、イスラエルはイランとの一時停戦後もレバノンへの攻撃を継続しており、イラン側が反発していた。レバノンを拠点とする親イラン武装組織ヒズボラの上級議員は、停戦に従うかどうかは「イスラエルが敵対行為を停止するかどうかにかかっている」とロイター通信に語っている。

トランプ大統領はさらに、ネタニヤフ首相とアウン大統領をホワイトハウスに招待し、両国間の「有意義な会談」を行う予定だと明らかにした。これは1983年以来となる両国首脳の対面会談となる見込みだ。

ワシントンD.C.における「凱旋門」建設計画

トランプ政権が首都ワシントンD.C.に「凱旋門」を建設する計画が、4月16日に連邦政府の審査機関によっておおむね承認された。この凱旋門は、米建国250周年を記念する目的で計画されており、高さ約76メートル(250フィート)に及ぶ巨大なものとなる予定だ。これはパリの凱旋門(50メートル)を大きく上回る高さである。

建設予定地はワシントンD.C.近郊のバージニア州ポトマック川に位置する人工島であるコロンビア島メモリアルサークル敷地、またはアーリントン国立墓地近くが挙げられている。しかし、この計画に対しては、退役軍人団体などが「景観を損なう」として訴訟を提起するなど、論争が拡大している。

Reference / エビデンス