2026年度予算案衆院通過と消費税議論:高市政権「責任ある積極財政」の動向と課題

2026年度予算案、衆議院を通過:財政再建への第一歩と与野党の攻防

2026年度予算案は3月13日に衆議院を通過し、参議院へ送付されました。一般会計総額は約122.3兆円と過去最大規模を更新し、2025年12月26日の閣議で決定された時点から、高市政権が掲げる「責任ある積極財政」の哲学が反映されたものと評価されています。

衆議院予算委員会では、2026年3月12日に坂本哲志委員長(自民党)の職権により、予算案の3月13日採決と衆議院本会議への緊急上程が決定されました。これに対し野党は強く反発し、坂本委員長の解任決議案を衆議院に提出する事態となりました。与党は予算案の年度内成立を目指しており、早期の衆議院通過を図りました。

消費税減税と給付付き税額控除:高市政権の二段階支援策と財源課題

消費税減税と給付付き税額控除に関する議論も活発化しています。2026年3月12日の衆議院予算委員会では、日本維新の会の中司宏幹事長が2026年度中の飲食料品の消費税減税実施を提案しました。これに対し、片山さつき財務大臣は、夏前の中間取りまとめと法案の早期提出を目指す考えを示しています。

高市政権は、給付付き税額控除と飲食料品の消費税2年間ゼロを「二段階の支援策」と位置づけています。飲食料品の消費税ゼロは、給付付き税額控除導入までのつなぎとして検討されていますが、年間約5兆円とされる財源確保が依然として課題であり、正式決定には至っていません。2026年3月12日の実務者会議では、小売業団体からシステム改修負担などの実務面の課題が指摘されました。

制度設計に向けた議論は本格化しており、2026年2月26日には第1回「社会保障国民会議」が、3月12日には実務者会議(第1回)が開催され、具体的な検討が進められています。

Reference / エビデンス