北米連邦インフラ投資の最新状況:米国予算再編とカナダ優先順位

米国:連邦歳出法成立とインフラ予算の再編

2026年2月3日、トランプ大統領は1.2兆ドルの2026年度連結歳出法(H.R. 7148)に署名し、連邦交通プログラムの資金を2026年9月30日まで確保しました。この法律により、連邦道路管理局(FHWA)の予算は19億ドル増額され、総額643億ドルとなりました。一方で、SMARTグラントから2億ドル以上が、国家電気自動車(NEVI)充電プログラムから10億ドル以上が他の高速道路インフラプログラムに転用されました。FHWAは2026年2月20日に2026会計年度の特定の認可資金の再配分を発表しています。また、2026会計年度のBUILD(Better Utilizing Investments to Leverage Development)助成プログラムの申請受付は2026年2月24日午後5時(東部時間)に締め切られました。

カナダ:インフラ投資優先順位の変更と高速鉄道法案の進展

2026年2月20日、住宅・インフラ・コミュニティ大臣はカナダ・インフラ銀行(CIB)に対し、新たな優先順位と説明責任に関する声明(SPA)を発行しました。この声明により、先住民コミュニティ向けプロジェクトの投資目標が10億ドルから30億ドルに3倍に引き上げられ、重要鉱物、アグリフード、AI/デジタルインフラなどの新分野への投資が拡大されました。また、高速鉄道ネットワーク法を含む法案C-15(2025年度予算実施法)は、2026年2月26日に下院第3読会を通過し、同日に上院第1読会に付託されました。

米国とカナダにおける建設セクターの執行状況と市場予測

2026年2月27日の報告によると、2025年12月の米国の建設支出は0.3%増加し、単身住宅建設と住宅改修が牽引しました。しかし、非居住用民間構造物への支出は0.7%減少し、AIをサポートするデータセンターの増加にもかかわらず、8四半期連続で減少しています。カナダについては、2026年2月25日の統計カナダの報告に基づき、2026年の非居住用設備投資が年間3.7%の増加、非居住用建設設備投資が5.9%の増加と予測されています。

[ Reference ]

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